ドラマに映画、舞台と忙しい橋本環奈。コメディーからラブロマンス、バイオレンスものと出演作のジャンルは多岐にわたり、さまざまな役柄を演じている。その活躍を裏付けるかのように、ネット上で「橋本環奈の演技力」について取り沙汰する声をよく見かけるようになった。作品を見る側からすれば、それぞれに好みがあるのは当然だろう。では橋本環奈を起用する制作サイドは、どのように感じているのか。映画『禁じられた遊び』(9月8日公開)の中田秀夫監督が、橋本の類いまれな資質について語った。
映画『禁じられた遊び』はホラー作家・清水カルマ氏によるホラー小説を、橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)のW主演で実写化したものだ。会社員・井原(重岡)の妻・美雪(ファーストサマーウイカ)が事故で亡くなった後に土の中から怪異として蘇り、井原と映像ジャーナリストの倉沢(橋本)を襲い続ける。
8月28日深夜放送の『アカデミーナイトG』(TBS系)、および30日深夜放送の『ムビきゅん』(TBS系)に出演した中田秀夫監督は、ホラー映画の怖さについて「ヒロインが怖がる顔を見て怖いと思う」のが醍醐味だと話した。橋本環奈の場合は、そうしたホラーの醍醐味についてアドバイスするまでもなく、自分なりに理解して「目をひんむいたり、大口を開けたり」する演技を見せて納得させるところがすごいという。橋本は地元の福岡で、小学生の頃からアイドルと並行して子役でも活動していた。中田監督によると当時の経験があるため、今では「ベテラン俳優以上の表現力」を持っているそうだ。そのポテンシャルの高さを「100求めたら120ぐらい振り切ってやる」と評していた。
そんな橋本環奈は、9月1日放送のバラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)にゲスト出演すると、「東京の恩人と4年ぶりに再会」と設定された企画で“元ヘアメイク”という女性と対面した。橋本は高校生の頃に芸能界を辞めようと考えた時のエピソードを振り返るうち、感極まって号泣してしまう。もう一人のゲストであるアインシュタイン・河井ゆずるが、ヒートアップする橋本を心配して「ちゃんと聴いてます? リアクションが(会話を)追い越しちゃってるのよ」と呆れるほど迫真の演技を見せた。まるでバラエティの”ツボ”を心得ているかのような「120%」の振り切りようで笑いを誘ったのである。
2024年4月からは舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演も決定した橋本環奈。ホラーからバラエティまで適応できる演技力で、海外の観客を魅了してくれることを期待したい。
ちなみに中田秀夫監督によると「ホラーはヒロインの美しい顔が歪む、その落差がどれくらいあるかが肝」で、『禁じられた遊び』では橋本環奈の「プリティーなフェイスが、グイッと歪む」ところを目の当たりにできたという。監督は現場でそんな演技に接するたび、「ホラー監督になって良かった」と実感するそうだ。
画像2~4枚目は『【公式】全力!脱力タイムズ 2023年9月1日付Twitter「今夜の #脱力タイムズ は」』『橋本環奈&井手上漠マネージャー 2023年8月9日付Instagram「こんにちは!環奈MGです。」』『TBS ムビきゅん 2023年8月29日付Twitter「明日水曜25:30~ ムビきゅん」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
(出典 news.nicovideo.jp)
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