4月の入学シーズンを迎え、芸能界からも続々、大学進学を果たした有名人のニュースが届いている。とくに現在、難関大学に入学したことで注目を集めている3人がいる。本田望結(みゆ)と鈴木福、そして芦田愛菜だ。
「本田望結さんは、早稲田大学の社会科学部に進学したことが発表されています。『東京スポーツ』が報じたところによると、自己推薦入試で合格したそうです。鈴木福さんも一般入試ではなく、慶應義塾大学環境情報学部にAO入試で合格しました。一方、芦田愛菜さんは、慶應義塾女子高校に在籍していたので、そのまま内部進学という形で、慶應義塾大学法学部政治学科に進学することになりました」(芸能記者)
芸能活動をおこなうかたわらで、なんとも立派な進学先だが、ネット上では、本田と鈴木の進学について、批判的な声が大きい。
《偏差値40程度の高校から、AO入試とやらで早稲田や慶應のような名門大学に進学した連中》
《AO入試でしょ。一般入試で落ちた子達は悔しくてたまらないと思う》
《福くん、みゆちゃんはホントに勉強したの?と疑ってしまう》
「たしかに、本田さんが在籍していた青森山田高校はスポーツ強豪校ですが、偏差値は高くありません。本田さんが選んだとされる自己推薦入試とは、いわゆる指定校推薦とは別で、どの高校からでも自分自身を推薦できる入試方式です。『活動記録報告書』を提出したうえで、面接や論文などが課されます。いわゆる受験勉強の能力ではなく、課外活動などでめざましい成果を出した人物を採用する、というものです。
鈴木さんのAO入試も『学業以外の諸成果』を重視するため、学力を問うわけではなく、これまでの活動実績や面接、小論文を通じて合否が判断されます。
本田さんも鈴木さんも、スポーツ界、芸能界で目覚ましい活躍をしてきたので、合格は当然です。しかし、長時間の受験勉強が必要なわけではないので、それが批判の声となって出てきているのでしょう」(前出・芸能記者)
一方、この2人と比べ、賞賛の声が多いのが芦田愛菜だ。
《成績上位者でないと入れない慶応大学法学部政治学科に進学した芦田愛菜さんは凄い》
《何か愛菜ちゃんの方が知的な感じ》
《頭良いし、可愛いし、人気あるし何でも出来る》
「内部進学なので一般入試とは違いますが、希望する学部に入学するためには、高校3年間の成績がすべて加味される、厳しい審査があります。たとえば、教科・科目にD評価がひとつでもあると、進学できません。芦田さんが3年間、勉強をがんばったのは間違いありませんよ。そもそも、芦田さんは医学部への進学もささやかれたほどの才女ですから、一般入試でも合格できたのではないでしょうか」(前出・芸能記者)
本田と鈴木のような特殊な入学方法は、今後も増える可能性があるという。
「早慶どちらも、今後もAO入試などを増やす予定です。大学独自の観点から、なるべく多様な学生を集めたい、という方針です。本音で言えば、要するに“東大の滑りどめ”という位置から脱却したいということでしょう。しかし、一般の入試にかける普通の受験生が、不公平さを感じてしまうのは理解できます」(前出・芸能記者)
入学の経緯は違えど、この春からはみな大学生。キャンパスライフを楽しんでほしいものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e6658be596cd3f65ae554b3e5ef4c2e0ae5dbbe