二宮は旧ジャニーズ事務所を退所して以降、個人としての本格稼働に向けて次々と手を打っている。
個人事務所「オフィスにの」を早々に設立すると、代表にスポーツジャーナリストである増田明美氏の夫を据えた。この男性は、ファイナンシャル・プランナーで、経理も兼務。また、2歳上の姉が公式ホームページの作成を担うことになった。
「二宮はグループで最も早く結婚したり、ユーチューブチャンネルやX(旧ツイッター)を開設したり、新しい試みに抵抗がありません。今回の退所もネガティブには捉えておらず、むしろ今までできなかったことを広げようとしているようです」(テレビ関係者)
その一つがハリウッド進出だ。もともと二宮は2006年に出演したクリント・イーストウッド監督の米映画「硫黄島からの手紙」に出演したようにハリウッドへの思いが強い。
映画関係者の話。
「『硫黄島――』では、渡辺謙以外の日本人主要キャストはオーディションで選ばれましたが、二宮は見事に突破しました。実際に演技をしてみると、イーストウッド監督から高く評価されたのです。それ以降、いつか本格進出したいと心に秘めてきました」
だが、いくら願望があっても、そう簡単にいくものではない。そこで頼りした人物がいるという。
「親友の西島さんです。二宮さんは独立するにあたり、今後の活動について西島さんに相談しています。その中でハリウッド作品への売り込み方やオーディション情報の入手方法などを詳しく聞いたそうです。ただ、ハリウッドへのつてもなく、個人事務所でできることには限界がある。そこで西島さんが米国の最大手エージェント会社『CAA』に、二宮さんがハリウッド作品への出演に前向きなことを伝えたそうです」(同)
主演映画「ドライブ・マイ・カー」で米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞した西島は、今年4月に「CAA」と契約を交わしている。同エージェント会社には、トム・ハンクス、ロバート・デ・ニーロ、アーノルド・シュワルツェネッガーなど名だたる俳優を顧客に抱えているだけに、ハリウッドにグッと近づくのは間違いない。
「『硫黄島――』は米・アカデミー賞4部門にノミネートされ、世界的にも評価を得ています。西島さん同様に海外での仕事に限りCAAとエージェント契約を結べば、日本での俳優業にも支障はない。旧ジャニーズを退所し、個人事務所だからこそフレキシブルに動けるというわけです」(同)
二宮がいつの日か〝ハリウッド俳優〟として凱旋する日が来るのだろうか。
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