https://www.jprime.jp/articles/-/18980
2020/10/4
週刊女性2020年10月13日号
「世捨て人になって、看病生活に“特化”した生活を送っていますよ」
くたびれた様子で語るのは、女優・佳那晃子(かなあきこ・64)の夫で構成作家の源(みなもと)高志さん(72)だ。寝たきり生活を送る妻の病気をサポートするために、生活のすべてを捧げる日々だ。
くも膜下出血で意識不明の重体に
妖艶な演技でファンを魅了し、『魔界転生』(1981年)にも出演し、『極道の妻たち』 (’86年)、『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)など数多くの映画やドラマに出演してきた佳那晃子。’90年に売れっ子構成作家だった源さんと結婚し、4年後にはヘアヌード写真集を出版するなど、歩みを続けてきた。
源さんから見た佳那は、「男っぽく、さっぱりした性格だった」という。そんな彼女に異変が生じたのは2005年のこと。血液中のタンパク質が減少し全身にむくみが出る腎臓系の疾患、ネフローゼ症候群を発症し、闘病生活を余儀なくされることに。懸命な治療の結果、4年半の年月を経て復帰するが、そこからが本当の悲劇の始まりだった──。
「倒れて1年くらいは意識がなくて、私もわけがわからない心境でした。目が開いているけれど、横たわっているだけで……」
暗い表情で源さんがそう回想する。
2013年1月。自宅にいた佳那は突如、くも膜下出血で意識不明の重体に陥った。医師からは病状が最も重い「重度5」を宣告され、一時は脳が完全に機能を失う「脳死」宣告を受けたという。
幸い蘇生措置が成功し一命を取りとめたが、それでも自分で息もできないほどだった。
「もう*だと言われていたけれど、生きて戻ってきてくれた。あとはどこまで戻すかです」(以下、源さん)
そうして始まった、夫婦の長い闘病生活。なんとか「脳死」は免れたが、それでも脳の一部しか機能せず、会話はおろか、排尿や排便を制御することさえできない「植物状態」からのスタートだった。ごくまれに回復することがあるというが、絶望的な状況であることには変わりない。
→普段の生活は「ギリギリの水準」
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→コロナで半年、妻の顔を見ていない
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【芸能】 くも膜下出血で「脳死」 宣告を受けた佳那晃子、夫の献身的な看病と“奇跡の回復”
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