歌謡グループ「純烈」のリーダー酒井一圭が17日、都内で会見を行い、自身がプロデュースを手掛ける「セカンドチャンスオーディション」の開催を発表した。11月1日(水)正午より、純烈の弟分となる新グループ結成に向けたメンバー候補を募集する。

【写真】会見でオーディション開催への想いを語る純烈・酒井一圭

 純烈に続く新グループ結成の構想は、NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした2018年頃からあったそうで、健康センタースーパー銭湯などで地道に営業活動を続け、コンサートホールでの単独公演開催など、徐々に活動の幅が広がっていく中で、当時のメンバーだった小田井涼平が「せっかく頑張って茨の道を切り開いてきた場所が、自分たちが離れたことで他の人に取られちゃうというのはもったいないよね」と発した一言がきっかけだったという。しかし『紅白歌合戦』出場後、スキャンダルや脱退、コロナ禍、小田井の卒業などがあり、「毎年何かが起こる感じになってしまい、純烈の舵取りで精一杯で、それどころではなくなってしまったんです」と当時の想いを吐露。

 そんな中、小田井の卒業を発表した際、新メンバー加入に関して、オーディションを実施していないにも関わらず、全国から多数の志願者が殺到。「InstagramのDMで『コロナ禍居酒屋が潰れてしまって。若い頃、歌手をやりたかったけのですが、僕じゃダメでしょうか?』とか、事務所にもそういう声がたくさん届いて。何かダメだったり、諦めかけていたことに対して思いがある方がたくさんいらっしゃるんだなと感じましたし、そういった要請にも応えていくべきなんじゃいかなと思い、今回こうしたお知らせに至りました」とオーディション実施の経緯を語った。

 同オーディションの応募資格は、25~45歳までの男性(特定のレコード会社/音楽出版社/プロダクション等と契約していない人)。国籍や自薦・他薦も不問。芸能経験の有無も一切問わず、全国から幅広く募集する。「身長制限も体重制限もないです。独身でも既婚者でもOK。僕は『イケメンで揃えて堪るか!』と思っているので、個性的な人や芸能界の入り方がわからないというような人にも来てもらえたらと思います」と語り、「何かに挫折したり、親に迷惑をかけてばっかりだなとか、臆病でずっとチャレンジできずになんとなく流れで生きてきたよなっていう人だったり、それぞれのいろんな人生があると思いますが、“ここで男になりたい”とか、“誰かお世話になった人に恩返ししたい”という人に来てもらえたら。そういった情熱のある人に出会いたいです」と呼びかける。

 また、歌唱力に関しても「歌がかなり上手じゃないとダメとかもなく、純烈のデビューの頃くらいの歌唱力があれば大丈夫じゃないかなと。ただ、純烈ほどデビューまでのトレーニング期間に時間をかけられないので、ある程度の歌唱力はあってほしい。でも、人柄や歌以外の別のチャンネルで我々が良いと感じるところがあれば採用に至ると思います」と明かした。

 なお、どんなグループを目指すのかは現段階では決まっておらず、集まった候補者次第で今後の展望を決めていくという。「活動の場所や音楽のジャンルというのは、メンバー候補の皆さんによっていろいろと変化していくと思うし、純烈のようなムード歌謡や演歌・歌謡曲でなければいけないということもない。自分の中で“こうでなくちゃいけない”というビジョンを持っているわけではなく、純烈を結成した時のように柔軟に対応していきたい。たぶん、純烈のようなほっこりする方向のグループにはなっていくんじゃないかなと思っています」とコメント

 さらに、「音楽的なことやファッションや髪型など、いろんなプロデュースもそうですし、サポートはもちろんしますが、華々しく大舞台を用意して、多額の宣伝費かけてパワープッシュしていくというのではなく、グループとして活動しながら、自分たちに合うものやどうしたらお客さんに喜んでもらえるかというものを、悩み苦しみながらみんなで話し合ったり、時にはマネージャーとぶつかったりしながら自分たちで見つけていってほしい」と語り、「1つ1つ地道に頑張ってお客さんの心を掴んで、世間の評価をひっくり返していくっていうのが、純烈ワールドでもあるので。僕らにとっての『紅白歌合戦』出場というような目標をみんなで作ってもらって、それを達成するために最後まで頑張る力強いグループができたらいいなと思います。やっぱりお客さんたちを見ていて思うのは、作られたものではなく、男たちが本気で命がけで頑張る背中を見せることで、応援したいって思ってもらえるんだなと感じますし、やっぱり茨を道を切り開いていくということが楽しいし、最高に面白いので」と新グループへの熱い想いを語った。

オーディション概要】
純烈酒井一圭プロデュースセカンドチャンスオーディション
■募集期間:2023年11月1日(水)~2024年2月11日(日)23:59
■応募資格
・25~45歳までの男性
・国籍問わず
・自薦/他薦(家族・友人などからの推薦)問わず
・特定のレコード会社/音楽出版社/プロダクション等と契約していない人
株式会社ジースター・プロと専属契約が可能な人
・芸能経験の有無は一切問わず
・絶対に親孝行するという覚悟ができている人

OIF

「セカンドチャンスオーディション」開催を発表した純烈・酒井一圭(C)Deview


(出典 news.nicovideo.jp)


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