俳優の金子隼也が「金子隼也1st写真集 Be Myself」を3月27日(月)に発売する。写真集の撮影は、芸能活動10周年節目にあたる2022年に行われた。撮影の裏話から、10周年を迎えた芸能活動や俳優としての仕事について、さらにはプライベートに至るまで、話を聞いた。

【写真】上目遣いでカメラを見つめる金子隼也

■素の自分を見てもらいたい

──最初に写真集を出すと聞いたときの心境を教えてください。

もともとは写真集ということは聞いていなくて。『Horipro Actors Liveepisode 2~』のパンフレットを作るから、体を鍛えておいてほしい」と言われていたんです。そしたら、それではなく写真集だったというドッキリの形で発表されて。聞いたときは本当にびっくりしました。

──「体を鍛えておいてほしい」と言われたとのことですが、身体作りとしてはどのようなことをしたのでしょうか?

筋トレをして、仕事が長時間ではない日は、毎日20kmくらい走りました。あと、それまではラーメンを週3くらいで食べていたんですが、それを週1にしたり、夜ご飯をもやし3袋だけにしたり。

──写真集で見せている中で特に自信があるのはどこですか?

自分では、ただ「恥ずかしくないくらいに絞らなきゃ」と思っていたくらいで、あんまりここっていうところはないんですけど…鎖骨はきれいと言っていただきました(笑)

──写真集テーマとしてはどのようなものだったのでしょうか?

「男友達と行く旅」がテーマです。1st写真集を作るにあたって、素の自分を見てもらいたいと思っていて。実際、あんまり緊張したり、いろいろ考えたりせずに撮影に挑めたと思います。出来上がったものを初めて見たときも「本当に素の自分だな」と思いました。

──ちなみに、普段からお出かけはよくされるんですか?

それが僕、あんまり出かけなくて。休みの日は家にいることが多いですね。休みが1日のときは家にいて、2日のときは1日目は出かけて2日目は家で過ごすというのを決めているんです。だから休みの日は、出かけるというよりは、家の中で本を読んだり映画を見たりしています。

──撮影場所は長野だと伺いましたが、長野になったのはどういった理由からだったのでしょうか?

いくつか候補地をいただいたのですが、その中で一番入りたいサウナがあったのが長野で。あとはロケーションが、自分の着る洋服のテイストに合いそうだったので、「ここに行きたいです」とお伝えしました。

──サウナの入り心地はいかがでしたか?

とても気持ちよかったです! そこのサウナは、サウナから出てすぐのところに湖があるんですけど、その湖が水風呂の代わりなんですよ。でも撮影時は12月オーナーさんから「この時期はみんな湖には入らないよ。外気浴だけだよ」と聞いていたんですけど…湖にまっすぐに飛び込んじゃいました(笑)

■「紆余曲折」の10年。写真集タイトルには「原点回帰」の意味を込める

──写真集タイトルは「Be Myself」。このタイトルに込められている想いを教えてください。

てれび戦士」のときのブログタイトルなんです。今回の写真集は芸能活動10周年タイミングでもあるので、原点回帰の意味を込めました。あとは、写真集を見たときに本当に素の自分の写真が多かったので“自分らしさ”という意味も込めて「Be Myself」にしました。

──芸能活動10周年を記念した写真集ということですが、この10年を一言で言うとどんな10年でしたか?

紆余曲折、です。写真集の中のインタビューでも話していますけど、色々な面で浮き沈みはあったかなと思います。でも、この10年じゃなかったら、自分は今この仕事をしていないかもしれないと思うこともあるので、この10年でよかったと思います。

■ずっと心に残る出川哲郎さんの言葉

──写真集撮影時の10年前にスタートしたお仕事が「大!天才てれびくん」(20122014年NHK Eテレ)のてれび戦士てれび戦士の経験の中で、特に今も役に立っているなと思うことを1つ挙げるなら?

天てれ」のおかげで、人見知りをしなくなりましたね。地方で、お題に沿った人を見つけてと友達になるという企画があって。自分でお題に沿った人を見つけて、自分で声をかけて、自分で企画趣旨を説明するというものでした。その経験をしたから、今あまり人見知りしなくなったんじゃないかなと思います。

──「大!天才てれびくん」時代に、言われたことや掛けられた言葉で今も印象に残っているものはありますか?

いろいろありますけど、一番は出川哲朗さんに言われた言葉。てれび戦士オーディションで選ばれたので、それを踏まえて「シュンは落ちた人の分まで頑張んなきゃダメなんだよ」と言われたんです。その言葉は今でもずっと心に残っていますね。

■「うれしさ半分、悔しさ半分」のウルトラマン出演

──そして2021年の「ウルトラマントリガー NEW GENERATION」(テレビ東京系)で俳優デビュー。大好きなウルトラマンに出演が決まった時のお気持ちいかがでしたか?

うれしさ半分、悔しさ半分。大好きな作品に出られてうれしい気持ちと、“変身”をする役ではなかったことへの悔しい気持ちがありました。でも、実際に参加させていただいて、スタッフさんや関係者の皆様の作品への愛を肌で感じ、さらにウルトラマンのことがさらに好きになりましたね。

──「ウルトラマントリガー NEW GENERATION」をきっかけに俳優としても様々な作品に出演するようになりました。俳優業の中で特に成長したなと思うことはどのようなところですか?

想像力です。台本を読んだときの想像力。台本を読んで、こんな感じかな?と自分で考えていたことが、撮影に臨んで、それでいいよ!ということが増えてきました。

──では逆に変わっていないと思うところは?

台本を読んでるときにワクワクするところですね。

──今後のお仕事も楽しみですね。この先演じてみたい役や出てみたい作品はありますか?

てれび戦士からデビューをしているので、いつか「朝ドラ」や「大河ドラマ」に出たいですし、ミステリーが好きなのでミステリー作品に出たいなという気持ちはあるんですけど、まずは一つ一つの仕事を丁寧にこなしてステップアップしていきたいです。

■自分らしさを語る金子隼也

──先ほど、写真集タイトルBe Myself」には“自分らしく”という意味が込められているとおっしゃっていましたが、日々の中で一番自分らしくいられているなと思う瞬間はいつですか?

自分らしくいられる瞬間…自分の部屋ですね。自分の部屋でぼーっとしているときが自分らしいと思います。

──お休みのときは結構ボーッとするタイプ? それとも予定を詰めたいタイプ

予定は絶対詰めないです。でも「あ、あれしたい」とか、思いついたことがあったら即行動しますね。この間も、何もすることがなくて、思いついて走りに行きました。写真集撮影前の身体作りから、走りに行くことが習慣づいて。走りに行くことは増えました。

──では最後に改めて。この写真集をこんなふうに見てほしいという想いを聞かせてください。

本当に素の僕の姿が収められていますし、インタビューでは今までに話していないこともお話していて。見て、読んでいただいて僕がどういう人なのかを知ってもらえたらうれしいです。


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金子隼也/撮影=篠田直人


(出典 news.nicovideo.jp)


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