コロナ禍を受けて一気に芸能界に広まったYouTube。さて、どの芸能人が真の優秀なチャンネルを運営しているといえるのか? チャンネル登録者数をはじめ一般に公開されている数字から計算して、「エンタ!」独自の目線でいくつかのランキングに集計してみよう。
なお、MVが何回も繰り返し視聴されるミュージシャンや、有名になった経緯がYouTubeなどのSNSだったりインフルエンサー的な人物は、単純な比較ができないため除外している。※数字はすべて2021年12月12日現在。
チャンネル登録者数部門1位:中田敦彦(中田敦彦のYouTube大学)→421万人
一番よく比較として出される数字。2位以下は総じて200万人台なのに対し、オリエンタルラジオ中田は一人だけ400万人台と、他をダブルスコア近く差をつけて圧倒しているように見える。しかし、この数字だけでは実態はよく見えてこない。
総視聴回数部門2位:中田敦彦(中田敦彦のYouTube大学)→9億0339万回
1位:梶原雄太(カジサック)→12億5933万回
投稿されている動画すべてを足し合わせた再生回数なので、YouTube歴が長く動画本数が多いほうが有利。キングコング梶原(1168日)が中田(968日)をぶっちぎって、ジャルジャル(2599日)も中田に肉薄。そして『鬼滅の刃』の炭治郎役を務めた声優、花江夏樹(1100日)がそれに続く。
登録者1人あたり視聴回数部門2位:梶原雄太(カジサック)→545回
これは登録者1人が平均何回観ているのかを表した数字。チャンネルが登録者にどれだけ深く刺さっているのかを表すひとつの指標ともいえるし、キャリアが長い(動画本数が多い)わりに登録者数が少ない人が有利になる数字ともいえる。そのためか登録者数わずか3.13万人のねづっち(2578日)が3位に輝く展開に。一方で、キャリアが短い海老蔵(557日)もランクイン。
動画1本あたり平均視聴回数部門5位:白石麻衣(my channel)→167万0188回
2位:渡辺直美(NAOMI CLUB)→321万6058回
ここは、本田翼(78日間隔)、渡辺直美(20日間隔)、指原莉乃(7日間隔)、白石麻衣(11日間隔)と、二宮和也(2日間隔)以外、投稿頻度の低い人たちが顔を並べる結果となった。人気のわりに動画本数が少ない、いわば出し惜しみ状態と見ることもできる。ちなみに女性タレントは未婚の間は投稿頻度が少なく、ママになると激増する傾向にある。
投稿頻度部門5位:狩野英孝(EIKO!GO!!)→1日と4時間54分49秒
4位:梶原雄太(カジサック)→1日と3時間51分53秒
逆に投稿頻度の高い人たちはこのような顔ぶれに。ねづっちと海老蔵はなんと1日1本以上の動画を投稿するという化け物ぶり。ねづっちはそれを7年以上も続けているという計算になり、総動画本数も3206本と芸能人1位を記録。ねづっち・海老蔵・霜降り明星は「登録者1人あたり視聴回数」でもランクインしているため、頻度を上げるとコアなファンが獲得できるといえるのかもしれない。それにしても高頻度芸人に食い込む海老蔵はすごい。
キャリア部門5位:ヒロシ(ヒロシちゃんねる)→2476日:2015年3/3開始
4位:ねづっち(ねづっちチャンネル)→2578日:2014年11/21開始
3位:ジャルジャル(ジャルジャルタワー)→2599日:2014年10/31開始
2位:アイデンティティ(アイデンティティ田島・見浦)→2742日:2014年6/10開始
1位:ハリウッドザコシショウ(ザコシの動画でポン!)→4460日:2009年9/26開始
ちなみに芸能人YouTuberで一番キャリアが長いのは、ダントツでハリウッドザコシショウの4460日(12年と80日)。そのため初期の動画は当時のカメラや通信回線の性能上、本当に画質が粗い。一般ユーザーもYouTubeから収益がもらえるようになったのは2012年以降なので、その3年も前から始めていることになり、ザコシはビジネスなどではなく、純粋に発信するツールとして利用していた聖人ともいえるだろう。コロナをキッカケに多数の芸能人たちがYouTubeに参入するようになったが、業界の大先輩として皆、彼に足を向けて寝ることはできない…のかもしれない。
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その他、「1日あたり視聴回数部門」「初速度部門」でも、それぞれ別の芸能人チャンネルが1位を獲得。果たしてその結果とは――。全てのランキングは現在発売中の『週刊文春エンタ!』に掲載されています。
(出典 news.nicovideo.jp)
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