組対5課「久々の大物」
「間違いない」
女優・沢尻エリカ容疑者の捜査を本格化させて1ヵ月──薬物捜査にあたる警視庁組織犯罪対策第5課の捜査員は、東京・渋谷のクラブ内での彼女の様子を視認して、薬物の使用を確信したという。
捜査班はその後、沢尻容疑者がクラブを出て帰宅するのを待ち、自宅に戻ったところで職務質問を行い、家宅捜索に踏み切った。11月16日、早朝のことである。
捜索の結果、白いカプセル2錠が見つかり、うち1錠が鑑定によって合成*MDMAと判明。同日午後、*取締法違反の容疑で緊急逮捕された。
沢尻容疑者と言えば、いまをときめく大女優である。昨年は2本の映画で主役を務めたほか、ドラマ『ハゲタカ』(テレビ朝日系)に出演。
今年も映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』やドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)で注目され、
来年1月からはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で重要な役柄を演じる予定でもあった。多くのCMにも登場している。それだけに、逮捕の衝撃は大きかった。
だが、本件を取材する社会部記者は別の観点に注目したようだ。
「薬物の取り締まりというと、このところ麻取(厚生労働省*取締部)ばかりが目立っていたから、これで警視庁も面目が立ったのでは」
警視庁組織犯罪対策第5課には、ミュージシャンのASKA、元プロ野球選手の清原和博らの逮捕といった実績があるものの、
今年に限って言えば、確かに*取締部の方が実績を上げている。
麻取は3月にコカイン使用の容疑でミュージシャン・俳優のピエール瀧を、5月には*取締法違反の容疑でアイドルグループ元メンバーの田口淳之介と元女優の小嶺麗奈を、
さらに11月には、やはり*取締法違反の容疑で元五輪スノーボード日本代表の国母和宏を逮捕している。
同じ薬物捜査を行う組織として、警視庁は水をあけられていた形だ。捜査関係者も、こう語る。
「沢尻については、春先から捜査していた。信頼性の高い情報が寄せられたからだが、そのときはなかなか本格化できず、時間がかかってしまった」
夫の制止も聞かず…
今回も逮捕までには半年以上の時間がかかったが、沢尻容疑者の薬物疑惑自体は、もうずいぶん前からくすぶっていた。
2009年に沢尻容疑者と結婚したクリエーターの高城剛氏は、
「どうしてもやりたいなら、(*が)合法なところでやってほしい」
*の使用について、沢尻容疑者に再三そう注意していたという。
結婚前後のことだ。また、離婚騒動の最中の2013年にも、
「自分がついていないと抑えが利かないのではないか」
と*の使用について案じていた。そんな証言を寄せたのは、沢尻容疑者と高城氏の双方と親交のある知人だ。
https://news.livedoor.com/article/detail/17401165/
2019年11月19日 6時0分 現代ビジネス
【芸能】沢尻エリカと元夫・高城剛氏知人の証言「高城さんは必死に止めていた」 それでも彼女は戻って来れなかった
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