1 朝一から閉店までφ ★ :2022/08/07(日) 21:06:22.67ID:CAP_USER9
2022年8月7日13時0分

歌舞伎俳優の中村梅玉さんが「人間国宝」に内定しました。歌舞伎界では立役で尾上菊五郎さん、中村吉右衛門さん、片岡仁左衛門さん、女方で坂東玉三郎さん、脇役では沢村田之助さん、中村東蔵さん、片岡秀太郎さんが人間国宝でしたが、吉右衛門さんは昨年11月、秀太郎さんが昨年5月、田之助さんも今年6月に亡くなりました。梅玉さんは秋に正式に認定される予定で、立役の人間国宝はこれまでと同じく3人となります。

ところで、落語界で唯一の人間国宝だった柳家小三治さんが昨年10月に亡くなり、落語界の人間国宝は一人もいない状況が続いています。落語家の人間国宝第一号は5代目柳家小さんさんで、1995年のことでした。2人目は翌96年に桂米朝さん、3人目が2014年に小三治さんがそれぞれ認定されました。

落語界の人間国宝をめぐっては、6代目三遊亭円楽さんが15年に「桂歌丸さんを人間国宝に」と独自の署名活動を展開しましたが、歌丸さんは認定されることなく、18年に亡くなりました。

歌舞伎界では「空席」となると、すぐに新しい人間国宝が認定されていますが、落語界では2人目から3人目の誕生までに18年も経過したように、4人目が実現するまでにはちょっと時間がかかりそうです。その中で候補として名前が挙がるのは、ミニ文化勲章といわれる紫綬褒章や芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している人たちで、桂文枝、春風亭小朝、柳家さん喬、五街道雲助、立川志の輔らがいます。この中から4人目が誕生するのか。「令和の人間国宝」を静かに待ちたいと思います。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)

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