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瀬戸康史さん、住吉美紀


住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方をゲストに迎えて話を伺うコーナーBlue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。

7月4日(月)のゲストは、現在放送中のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」で北条時房役を演じ、注目を集めている俳優・瀬戸康史さん。8月7日(日)から上演される舞台「世界は笑う」にも出演予定の瀬戸さんが、俳優の道に進むことになった転機について語ってくれました。


瀬戸康史さん


1988年生まれ、福岡県出身の瀬戸さん。2005年7月におこなわれた「第2回D-BOYSオーディション」で準グランプリ受賞。同年12月に、ワタナベエンターテインメントに所属する俳優集団「D-BOYS」に加入し、芸能界デビューを果たします。その後は「ミュージカル・テニスの王子様」「仮面ライダーキバ」「僕は友達が少ない」など、数々の映画やドラマ、舞台で活躍。現在放送中のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」では北条時房役を演じ、注目を集めています。8月7日(日)から上演される、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さん作・演出の舞台「世界は笑う」にも出演予定です。


瀬戸康史さん


◆忙しい生活のなかで趣味を楽しむ

住吉:本当に忙しい日々を過ごされていると思うのですが、そんななかでもいくつか趣味を充実させているそうですね。「金継ぎ」にハマっているとお聞きしました。

瀬戸:すごく地味な作業なんですけど、楽しいですね。今まで、いただいた高級なお皿とかを洗っているときに、けっこう割ってしまうことが多かったので、恐る恐る使う感じだったんです。でも、金継ぎを覚えてからは「(割れても)金継ぎすればいいんだ!」と思って洗えるようになりました(笑)

住吉:自信たっぷりに洗えるようになった! とはいえ、金継ぎってかなり面倒くさい作業なのでは?

瀬戸:面倒くさいです(笑)

住吉:割れた陶磁器などを漆と金でくっつけて、新たな芸術品にするのが金継ぎですよね。伝統的な日本の修繕方法です。私の家の場合、私が「割る担当」なので、夫が直してくれています(笑)

瀬戸なるほど(笑)

住吉:隣で作業しているのを見ていると、「私には到底できないな」って思いました。漆が乾くまで2、3週間ぐらい待つじゃないですか?

瀬戸:ちょっとラフな感じの金継ぎもありますよ。5分とかで乾くものもあります。

住吉:接着剤仕様のほうですね!

瀬戸それならめちゃくちゃ始めやすいし、簡単です。

住吉:細かい作業は得意ですか?

瀬戸:好きなんですよね。

住吉:(金粉を蒔いているときに)クシャミなんてしようものなら……?

瀬戸:終わりますね(笑)。細い割れ目の場合は筆で修繕するんですけど、間違えたらアルコールで拭けば何回でもやり直せますよ。

住吉:金継ぎはけっこうな数をやられたんですか?

瀬戸:そうですね。10いってないぐらいは直しましたかね。集中できて楽しいです。


瀬戸康史さんの趣味は多彩。1つは陶磁器の割れや欠けを修復する「金継ぎ」。すでに10個ほど金継ぎをされているそうです。



住吉:昔から細かい作業が好きなほうでした?

瀬戸はい。今は絵を描いているんですよ。

住吉:そうなんですか!?

瀬戸:昆虫の絵も描くんですよ。ゾウムシっていう虫や、スズメバチを描いたり(笑)。虫の細かい毛を描くのがすごく好きです。悲鳴をあげていらっしゃいますけども(笑)

住吉:虫が怖いので(笑)。お花などの絵は描かれます?

瀬戸かわいい感じの絵も描きますよ!

住吉:よかった! いや、私に関係なくお好きに描いていただいていいんですけども(笑)
細かいことに集中すると、脳がリフレッシュするそうですね。

瀬戸:そうですね。無心になれます。


瀬戸さんのもう1つの趣味はイラスト。しかも本格的! モチーフにはこのほかに虫や花などもあるそうです。


◆学生時代は獣医師を目指していた!?

住吉:瀬戸さんにとって人生の転機はいつでしたか?

瀬戸:転機は俳優になったことですかね。もともとは獣医師を目指していたんですよ。

住吉:えっ!?

瀬戸:目指していたのですが、うちの母がオーディションに必要な書類を(勝手に)事務所に送りまして。たまたま受かって今に至るって感じなんです(笑)

住吉:え~! じゃあ、「俳優になりたい」って思ったことはなかったってことですか?

瀬戸:まったくなかったですね。獣医師になるためにいい高校に行って……みたいな感じで考えていました。

住吉:動物がずっとお好きだったんですか?

瀬戸:めちゃくちゃ好きです。獣医という職業を知るまでは、ずっと「ムツゴロウ動物王国」に行きたいと思っていました。

住吉:私も就職したかったところです!

瀬戸:一緒だ(笑)。獣医という職業を知ってからは、「獣医師になりたい」と思っていました。

住吉:お母様はなぜオーディションに出されたんでしょうね?

瀬戸:なんでなんでしょうね? 母自身もピアニストになりたくて挫折したという過去があって、息子を表現者にしたかったという気持ちはあったみたいです。

住吉:「なんで勝手に応募するんだよ」みたいなやりとりはなかったんですか?

瀬戸:一度言ったんですけど、もういいやって思いました(笑)

住吉:心が広い! オーディションのお話を聞かせていただけますか?

瀬戸:最終オーディションになって、「負けたくないな」って気持ちが芽生えたんです。オーディションに受かってからドラマに出演することになったんですけど、そこでボロカスに怒られたんですよ。(演技が)何もわからないし、初めてだったので、「お前はだめだ。帰れ!」みたいなことを毎日言われました。それが悔しくて。「いつかこの人たちを見返してやろう」という気持ちでずっと頑張っています。

住吉:その後、お芝居はご自身なりに研究されたんですか?

瀬戸:そうですね。僕は、“芝居は数をこなすしかない”と思っているので、いろんな現場、舞台に出させていただきましたね。

住吉:今は見返すことはできましたか?

瀬戸:どうでしょう(笑)。そのとき以降、その人たちには会っていないんですよね。

住吉:そっか。でも、いつかご一緒するかもしれないですね。

瀬戸:そのときは楽しみですね。

* 

瀬戸康史さんが出演する舞台「世界は笑う」の公演詳細は公式サイトをご確認ください。



<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:https://www.tfm.co.jp/bo/aky/
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瀬戸康史「ずっと『ムツゴロウ動物王国』に行きたいと思っていました」…子どもの頃の夢、芸能界入りのきっかけを語る


(出典 news.nicovideo.jp)


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