政治難民の少年がチェスチャンピオンを目指す実話『ファヒム パリが見た奇跡』本編映像

NO.8754290 2020/08/14 21:21
政治難民の少年がチェスチャンピオンを目指す実話『ファヒム パリが見た奇跡』本編映像

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母国からはるか遠く、少年の挑戦は始まったー。フランスで起きた感動の実話をもとにしたヒューマンドラマ『ファヒム パリが見た奇跡』が8月14日より公開となりました。

母国バングラデシュで天才チェス少年として有名だったファヒム(アサド・アーメッド)は、わずか8歳の時に政治難民として父親とともに突然パリに移り住むことになる。そして彼らは自由な未来を勝ち取るために言葉も分からず、住む場所も定まらないパリでチェスのチャンピオンを目指すことになるが…。国籍・年齢を越えた師弟の絆、親子の愛、巡り合った友情とともに立ちはだかる数々の壁をその明晰な頭脳で次々と打破しながら自身の力で力強く未来を掴んでいくファヒムの姿に熱く胸を打たれる人が続出!

本作より仏名優・ドパルデューが魅せる、大人の弱さと優しさがつまった本編映像を解禁します。

【動画】https://www.youtube.com/watch?v=cYYCLe9bPZE [リンク]


チェスのコーチ・シルヴァン(ジェラール・ドパルデュー )の家に偶然泊まることになったファヒム。はじめて彼とゆっくりと話をする機会ができたファヒムは、これまでずっと疑問に思っていた問いを投げかける。「先生はなぜ負けた?」いつも完璧なプレイをするシルヴァンがプロのプレイヤーになっていないことが、彼の素朴な疑問だったのだ。うまく答えをすり抜けようとするシルヴァン。しかしファヒムは「僕らを優勝させたければ先生の失敗を教えてよ」と、まっすぐ問いかける。答えるという選択肢がなくなったシルヴァンは過去出場した大会での苦い思い出を、少しずつ明かす。「18歳のポルティシオ大会だ。最高の大会で俺はノーミスだった」「勝つ気だったがやられたんだ」「大会の緊張感に俺の心が負けたんだよ」「気を失った」・・いままで完璧だと思っていた“先生”が自分の過去の弱さを正直に打ち明けることで、少しずつ二人の距離が縮まっていく優しくもあたたかい瞬間を切り取ったシーン映像となっております。照れ隠しのように「その頃から変な服だったの?」「いや別に変とは思わんが・・言ってくれたな」とやりとりする二人の様子も必見です。

チェスの天才少年ファヒムを演じたのは、これが演技初挑戦であり、彼自身も撮影が始まる約3ヶ月前にバングラデシュから政治亡命者の息子として逃れてきたという役柄と似た境遇にあるアサド・アーメッド。ある日突然父親から「いとこと一緒にでかけろ」と言われた先が映画のキャスティング現場だったと言う。本作について「脚本の内容を聞いた時、とても感動しましたし、バングラデシュの首都ダッカで起こっているいろいろな問題を思い出しました。ファヒムの物語は僕のものではありません。でも僕が経験してもおかしくなかった」「この映画を通して、人々が移民の生活が簡単ではないと分かってくれることを願います」とその想いを語っています。

ファヒムの才能をいち早く見抜き、彼をフランス王者にするために厳しくも愛情溢れた熱心な指導に没頭するファヒムのチェスコーチ・シルヴァンを演じるのはフランスの誇る名優・ジェラール・ドパルデュー(『シラノ・ド・ベル・ジュラック』)。監督が実際の“ファヒム”の指導者であるグザヴィエ・パルマンティエに出会った際に「彼の恰幅の良さ、優しさ、激しい気性を知りまっさきに思い浮かべたのがジェラール・ドパルデューだった」という。「私はおめでたい人間ですから、すぐにジェラールがぴったりだと思い、1秒たりとも断られる可能性を想像しませんでした。それでもジェラールのエージェントに脚本を送った時は多少ドキドキしましたよ。脚本は140ページあり、この長さがジェラールのやる気をそぐんじゃないかと怖くなったのです。でも違いました。48時間後に彼はOKの連絡をくれました。」とその喜びを語る。

監督は、俳優としても活躍するピエール=フランソワ・マルタン=ラヴァル。本作を製作することになったきっかけについて彼は「2014年2月、テレビで14歳のバングラデシュ人の少年が、彼のこれまでの人生を語った本『Un roi clandestin(密入国者の王さま)』<日本未発売>についてインタビューを受けていたのを見たのです。それまで彼のことをまったく知りませんでしたが、落ち着いた声で話すこの少年に魅了され心を揺さぶられたのです。なぜ8歳の時に急に母親から引き離され、国を出なければならなかったのか。父親と一緒に言葉も生活習慣も知らないフランスに降り立ち、その4年後に、不法滞在のホームレスであったにもかかわらず、どうやって12歳以下のチェスのフランス王者になったのか。すごい道のりです!私の映画作家としての血が体をひと巡りし、すぐにこの映画を作りたいと思ったのです。」と述べている。

政治難民の父親に伴われ、母親からも引き離され、わずか8歳で見ず知らずの街で生きることになったファヒムが“チェス”という共通項を通してさまざまな人と出会い、信じ合うことでその才能が花開き、目標に向かってひたむきに生きる姿に心打たれる感動の実話をもとにした本作。ご注目を。

(C)POLO-EDDY BRIRE.



【日時】2020年08月14日
【提供】ガジェット通信